ふるさとの街をデザインすることの面白さ。
インフラや人々の顔に仕事の成果が反映されます。

都市・地域創造部 H.U

2008年入社 日本大学 農獣医学部出身
※氏名は個人情報保護の観点から、イニシャルで表記しています。

入社の背景

 私は某建設コンサルタント会社から転職して、フジヤマに入社しました。
 足跡を簡単に振り返ってみます。まず学生時代に農学科で造園を専攻したことを活かし、青年海外協力隊でモロッコ王国に行き、公園・緑地の計画・整備を行いました。帰国してからは建設コンサルタント会社に入社し、まず都市環境の調査・分析などを担当しました。次いで設計の部門に移り、都市のマスタープラン等を手がけました。法令知識や、住民の方とのワークショップなど、現在の仕事の基盤になることも学びました。国土交通省の外郭団体への出向を経て、行政との仕事の勉強を深め、会社に戻ってからは、ダムや街並みの景観設計に関わりました。特にダムという非常に大きな構造物を、いかに周辺の自然環境にマッチさせるか。見る人と、見られる対象から成り立つ「景観」というものを、多角的に考える仕事でした。
 このようにキャリアを重ねつつも、家族や両親のことを想い、「いつかは、ふるさと浜松に戻ろう」という気持ちを徐々に育てていました。そこで、浜松で今までの知識や経験を活かせるような仕事はないかと探しているうちに、「フジヤマ」を知った次第です。

今の仕事

 フジヤマに入社後、まず自治体が作成する都市計画を担当しました。一例として、自然・史跡・地域文化や伝統技術といった浜松市の豊富な地域資源を、地域に根づいたかたちで、そのままに守り育てる、エコミュージアム構想があります。
 こうしたまちづくりのコンセプトの立案に加えて、具体的な事業展開や運用のプラン、市民の方々に知っていただく広報施策などを総合的な計画書として作り上げるのが、私たちの仕事になります。また、公園や道路の設計が完了したときも、重要なポイントを噛みくだいて市民の方々に伝える、パンフレットなどを使った広報というのは大事な業務のひとつです。
 現在は、都市・地域創造部で仕事をしています。公園設計や、民間の施主の方からの開発手続きの依頼、区画整理などを行う部署ですが、私は個々のプロジェクトの進行は部下に委ね、全体を管理する立場を担っています。

やりがいや印象的なエピソード

 「ふるさと浜松で仕事をしよう」と思って転職しただけに、「自分が生まれ育った街をデザインする」ことの面白さを、改めて実感しています。昔から使っていた駅の周辺が便利に生まれ変わったり、住んでいた家の近くに公園ができる過程を見たりしています。浜松への転職を意識し始めたころから、「自分だったら、こんなふうにまちづくりをしてみたい」と、イメージを育むことをしていました。個人の考えですが、浜松という街の良さ、「浜松らしさ」を際立たせるポイントのひとつは、「人を活かすこと」かなと思っています。駅前でも公園でも学校でも、さまざまな人が集まって、いつも何かが行われているような賑やかさを持ち、そこに地域資源がミックスされると良いのではと考えています。
 もちろん、あくまで発注されるお客様の構想を把握した上で、行政や地元の方々のリクエストに耳を傾け、整理し、私の持っている知識や技術を総動員して、「かたち」にするのが基本です。フジヤマは、非常に地域に密着している会社で、公園や道路といった身近な生活インフラに成果が表れます。その上、エンドユーザーの人々も、はっきりとイメージできます。それこそご近所の方々の笑顔を見るように。
 自分の仕事の成果を肌で実感したいと願っている人には、うってつけの職場だと思います。

今後のビジョン

 建設コンサルタントに携わっている人には、プロ意識を持つ人が多いと思います。自分の技術や能力に自負を抱き、独立して仕事をする人もいますし、会社によっては、分業制が徹底していて、ひたすら個別に仕事を進める社風のところもあります。一方、フジヤマに転職してきた時の印象は「皆で仕事を進める、チームプレーが重視されているな!」というものでした。ですから積極的に他の社員とコミュニケーションをとり、チームに入り込んでいくようにしました。そうすると、業務領域が幅広い会社の強みで、自分の知らない分野に通じている人が、すぐそばにいたりすることを知りました。
 管理職になってからは、チームプレーをより意識するようになりました。自分が仕事をこなすというより、周囲の人たちが仕事をしやすい調整や、環境づくりが大事という視点が強まりました。皆が生産性を高めて、スキルアップできるような組織にするには、誰が何をやっているかを、私自身が掌握している必要があります。打合せに同席して進捗を確かめるなど、コミュニケーションの力をさらに鍛えるよう、努力していきたいと考えています。

キャリアパス

[国際協力事業団 青年海外協力隊]

1988年4月~1990年8月

  • モロッコ王国における公園・緑地を配置した都市計画の立案及び指導
[某建設コンサルタント会社]

環境部 環境デザイン課
1990年9月~1995年3月

  • 航空写真を用いた樹木活力度分析による自然度の評価
  • 都市における自然環境の保全、創出のためのオープンスペース評価手法の研究
  • 環境指標生物による都市環境の分析、評価
  • 地域の固有景観に配慮した緑地の配置計画

設計部 総合計画課
1995年4月~1999年6月

  • 住民参加によるワークショップ手法を用いたダム周辺環境整備の計画
  • 高速道路法面における周辺樹林と調和した自然環境の創出に関する計画
  • 農業研究試験場における防風林の効果分析及び植栽設計
[財団法人(出向)]

1999年7月~2001年6月

  • 河川水辺の国勢調査におけるダム湖利用実態調査手法の研究
[某建設コンサルタント会社]

設計部 総合計画課
2001年7月~2008年6月

  • ダム景観設計
[株式会社フジヤマ]

まちづくり課
2008年7月~2012年3月

  • エコミュージアム基本構想
  • エコハウス委員会支援
  • 氷穴保存管理計画

技術部地域計画室
2012年4月~現在

  • セントラルパーク基本構想

主な資格

  • 技術士:建設部門(建設環境、都市及び地方計画)
  • 一級造園施工管理技士